みなさん、こんな経験はありませんでしょうか?
屋根に積もった雪は、雪国ではなかなか溶けてくれません。
積もったまま放置しておくと、最悪家屋の倒壊や屋根の破損につながります。
また、一番の悩みがつららや、舳先に積もった雪が少しづつ落ちてきて出来上がる「雪庇(せっぴ)」。 これらは何故できてしまうのでしょうか?
つらら・せっぴができるまで
屋根に積もった雪は、気温上昇や家庭内からの熱、太陽光などにより、少しづつ溶け始めます。このとき、雪は重みで少しづつ屋根からずり落ちます。これが「雪庇(せっぴ)」のできる原因です。
せっかく溶け始めた雪ですが、夜に冷え込むと再び凍ってしまいます。溶けて、凍るを繰り返してできあがるのが「つらら」です。雪国の冬は、大量に降り積もった雪が一度に溶けてしまうほど暖かくはなりません。
図を見ていただくとわかりますが、屋根には大抵「雪止め」というものがついています。これは、気温が上がったときなどに、雪が雪崩れてしまわないように取り付けられているものです。しかし、雪止めから先端にかけての雪はやがて自然に落下してしまいます。このとき、つららも一緒に落下するので、人や物にあたりますと大怪我や破損の原因となるのです。
これらを防ぐために考案されたのが「スノーメルトフェンス」です。